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精神保健福祉士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

精神保健福祉士(せいしんほけんふくしし、英Psychiatric Social Worker)とは、精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識及び技術をもって、精神障害の医療を受け、又は社会復帰促進施設を利用している精神障害者の相談に応じ、援助を行うことを業とする者をいう(正しくは、精神保健福祉士法2条を参照。)。精神科ソーシャルワーカーからPSWとも呼ぶ。国家資格であり、名称独占資格の一つである。

精神保健福祉士となるには、指定試験機関(同法10条1項、財団法人社会福祉振興・試験センター)が実施する精神保健福祉士試験に合格し(同法4条)、精神保健福祉士登録簿に所定の事項の登録を受けなければならない(同法28条、2条)。


試験
1月下旬に2日間、北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県で行われる。

試験科目
精神医学
精神保健学
精神科リハビリテーション学
精神保健福祉論
精神保健福祉援助技術
社会福祉原論
社会保障論
公的扶助論
地域福祉論
心理学
社会学
法学
医学一般




精神保健福祉士(PSW)とは
 精神保健福祉士とは、1997年に誕生した精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの国家資格です。

 21世紀はこころの時代と言われています。多様な価値観が錯綜する時代にあって、こころのあり様は私たちがもっとも関心を寄せる問題の一つとなっています。

 特に、わが国では、たまたまこころの病を負ったことで、さまざまな障害を抱えた人々(精神障害者)に対する社会復帰や社会参加支援の取り組みは、先進諸国の中で制度的に著しく立ち遅れた状況が長年続いていました。近年になり、関係法の改正などにより、ようやく精神障害者も私たちと同じ一市民として地域社会で暮らすための基盤整備が図られることとなりました。

 精神保健福祉士は、精神科ソーシャルワーカー(PSW)という名称で1950年代より精神科医療機関を中心に医療チームの一員として導入された歴史のある専門職です。社会福祉学を学問的基盤として、精神障害者の抱える生活問題や社会問題の解決のための援助や、社会参加に向けての支援活動を通して、その人らしいライフスタイルの獲得を目標としています。

 さらに、高ストレス社会といわれる現代にあって、広く国民の精神保健保持に資するために、医療、保健、そして福祉にまたがる領域で活躍する精神保健福祉士の役割はますます重要になってきました。



出典:社団法人日本精神保健福祉士協会




精神保健福祉士の仕事
◇精神科医療機関◇
 医療機関では、医療相談室などでの相談活動が中心となります。受診や入院に関する相談から、療養中の経済的な問題や心配事、社会復帰に関すること、入院中の人権擁護に関することなど幅広い相談を通して、その人の問題解決のための援助・支援を行っています。
 また、デイケアなどでは、グループワーカーとして利用者と共同して活動を行います。

◇精神障害者社会復帰施設◇
 法律で定められた社会復帰施設には、精神保健福祉士の配置が義務づけられています。利用者のニーズにあわせて、その人なりの社会参加や社会復帰を実現していくためのさまざまな援助・支援活動や必要な情報提供を行います。

◇小規模作業所・グループホーム◇
 日中の活動の場としての小規模作業所と、生活の場としてのグループホームは、地域で精神障害者が安心して暮らしていくうえで重要な役割を担っています。
 利用者や入居者の主体性を尊重し、生活を側面的に支援することが精神保健福祉士の仕事です。

◇保健所・精神保健福祉センター◇
 保健所では、地域住民の精神の健康に関する相談窓口となっています。また、デイケアの運営や家族会の支援、地域の組織かも行っています。
 精神保健福祉センターは、精神保健福祉に関する調査・普及活動や保健所などへの技術的な支援を行っています。



出典:社団法人日本精神保健福祉士協会








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2006/10/05制作 2006/10/18修正